知人の案内で、甲斐路の春を訪ねて甲州市塩山地区、笛吹市一宮地区、北杜市真原地区を周ってきました。
中央高速・勝沼ICを出たのが10.30過ぎ、まず塩山の桃源郷を目指す。滝本院に近づくと満開の桃畑が続き、
見下ろす塩山市街のはるか先には白雪に覆われた南アルプスの峯々が連なっていた。
有名な慈雲寺のイトザクラは花びら1つ残っていない葉桜、横目で眺めただけで付近の桃畑と菜の花のコラボ
を撮影。(11.10〜12.10)

塩山駅前の重要文化財 旧高野家住宅「甘草屋敷」で開催中の雛飾りを駆け足で見学。300年も前の享保雛、
など由緒ありげな雛人形にカメラを向けた。(12.25〜12.50)

昼食後、桃の作付面積日本一、30万本が栽培されているという笛吹市に向かう。一宮地区一帯は、例年なら
ピンク色に埋め尽くされるはずが、今年は例年に無く開花が早く、その上直前の数日間、強雨と強風に見舞わ
れて平地の桃畑はすっかり花が散ってしまっていた。花の残っているであろう高地の桃畑を目指して坂道に車を
走らせ、ようやく満開の桃畑や、道路わきの花桃を撮影できた。(14.30〜15.00)

今年の桜は例年より1W〜10日も早く開花し、山梨県内でも殆どが葉桜となっていたが、白州の近くにあまり
知られていない桜並木があり、丁度見頃らしいと聞いて車を走らせた。一宮を出て1時間強、北杜市武川町山高
実相寺の樹齢2000年とも言われる「神代桜」も既に花は散っていたが、車窓からカメラに収めた。

「神代桜」に程近い真原(さねはら)の桜並木は丁度満開。牧草地の道路の両側に750mにわたって約200本の
染井吉野の花のトンネルが続いていた。昭和20年代にこの土地に入植した人たちが、昭和40年代に土地の
発展を願って植えたのが始まりとか。
既に太陽は山の端に近づいていたが、雲間に見え隠れする陽の光の具合で、様々に表情を変える桜並木、その
梢越しに聳える甲斐駒ケ岳の風景は、絶好のビューポイントだ。
派手な飾りつけも、喧騒も無く、自然のままの静かな山里の花見を堪能した。(16.20〜17.00)

須玉ICで中央高速に入り、圏央道・入間ICを経て、20時少し前に帰宅した。

撮ってきた写真を2部構成にして載せました。下の「その1」「その2」よりお入り下さい。

その 1  その 2 HP-TOP