笛吹市芦川のすずらんが見ごろを迎えたからと知人に誘われ、梅雨入り直前の5/28(梅雨入り宣言後、
雨が全く降らない日が続いているが)、車に同乗して出かけた。
まず富士五湖周辺の花の名所を訪ねてから、すずらんの里に向かうという欲張った計画で、最初に車を
止めたのは山中湖近くの「花の都公園」。

ここは標高1,000m の高原で、30万uの広大な敷地が四季折々の花で埋め尽くされ、その先に富士の
全景が眺められるという絶景の撮影ポイント。 しかし当日は裾野まですっぽりと雲におおわれ、花畑も
春の花から夏の花への植え替え時期で、耕しただけの広大が畑が広がるばかり、かろうじて片隅の一枚
の畑を満開のネモフィラが覆っていただけだった。
幸いなことに5/26までの予定だった「クマガイソウ見学ツアー」が期間延長していて、園内の自然林で
クマガイソウの大群落を鑑賞し、咲き残っていた花たちを撮影できたし、また入園したついでに大温室の
花たちもカメラに収めてきた。

昼食後、6/2まで開催中の「富士芝桜まつり」も覗いてみようと本栖湖に向かって青木が原をドライブ、
会場入り口の係員の話では、咲き残ったわずかな花で「ピンクと緑のまだら模様」であまりお勧めできない
とのこと、そのままUターンして芦川の「すずらんの里」に向かった。

狭い山道をたどって、笛吹市芦川町の最上流、黒岳と釈迦ヶ岳の谷あいにある「すずらんの里」に着いた
のは15時過ぎ。東日本随一といわれる日本すずらんの群生地は白樺林や山野草の広がる緩やかな傾斜地
にあり、整備された散策路には人影がちらほら。
林一面、白い花で埋め尽くされているのかと想像して来たのだが、広い林床を見渡しただけでは緑一色、花
があるのかどうかも判らないほどだ。日本すずらんは園芸種のドイツすずらんよりひとまわり小ぶりで、葉陰に
ひっそりと咲いているので、近づいて覗いてみて、林一面に咲いているのが判ったほどだ。ここでの収穫の1つ
が、絶滅危惧種に指定されている「ギンラン」が咲いていて写真撮影できたこと。
小1時間林の中を散策し、その他の山野草などにもカメラを向けて、現地を後にした。

帰路は河口湖に戻り、水位低下で話題となっている陸続きとなった「六角堂」や夕刻の湖畔風景を眺めた後、
帰京した。

撮ってきた写真を2部構成にして載せました。下の「花の都公園」「すずらんの里&河口湖風景」よりお入り
下さい。


花の都公園  すずらんの里&河口湖風景 HP-TOP